こんにちは。
先日の会社の忘年会で急に早口言葉を振られて、全く噛み噛みだった、全くエンターテイメントの才能のない、マネージャーのやまだです。
ケアホーム豊平とグループホーム豊平は、同じ敷地内にあり、いろいろなイベントなど合同で行うこともあります。
ホームイベントは、担当を中心に、スタッフが手作りしたり、ボランティアさんと一緒に作り上げたり、利用者さんやご家族の方にも企画などで参加していただいています。
クリスマス会は、その中でも一番の伝統のイベント。
今年も「では、みなさんENJOY!」の代表のケイコさんの挨拶で始まりました。
今年の一つ目の目玉は、オールスターバンドです。
オールスターバンドは、ギターの「ブン兄ことユキミくん」、キーボードの「まゆみさん」、お琴の「かおりさん」といった楽器を弾けるスタッフと、日々ブンネ®メソッドで腕を磨く利用者さん「たかしさん」、そしてユキミくんのお兄ちゃん、「是空(ぜくう)さん」がベースで参加することになり、発表会の数日前に結成されました。
数日前から、ホームにはいろんな楽器の音が溢れていました。(みんなネタバレとか気にしません。)
初めは、お琴のソロで、きよしこの夜を。
琴の漢数字で書いてある不思議な楽譜を見ながら、素敵な音を奏でるかおりさん、いつもの3倍すごく感じます。
琴の音は、クリスマスの雰囲気にすごく合うんです!みんなうっとり♡
ブン兄のユキミくんは、イギリスで長年音響の仕事をしてきた音楽業界のプロです。
ユキミくんのお兄ちゃん、是空さんはいつもお世話になってるついでに、ベースがあったらいいよね、ということで参加してくださいました。
たかしさんはブンネ®メソッドでおなじみのスウィングバーギター。
前日、追い込み練習をしていたたかしさん、いつもはブンネ®メソッドの指揮を見ながらですが、今回は楽譜を用意しました。(なぜかみかん箱が楽譜台になってるのは、ご愛嬌です。)
まゆみさんは元保育士。ホームには元保育士が4名在籍しています。もちろん(最年少の1名を除いて)みんなピアノが弾けます。
さあ、演奏が始まると、オーディエンスも手にしたタンバリン、ヤクルトマラカス(利用者さんのご家族さん、ほりさんが作ってくれました!)と歌で、一緒に盛り上がります。
iPhone片手に撮影する私も、その盛り上がりに感動です!
Wow!ロックンロール!
ジングルベル、赤い鼻のトナカイ、お正月の3曲をみんなで演奏しました。
演奏が終わると、ユキミくんがクリスマスの由来を話し始めます。
ユキミくんは、長年日本を離れていたおかげ(?)で、不思議な日本語を(カンペを見ながら)操ることができます。
「みなさん、クリスマスっていうと、何を思い浮かべますか?」
「トナカイ?サンタクロース?プレゼント?」
「いやいや、もっと深く深く掘って考えてみてください。」
・・・・・
「そうです、クリスマスって言えば、植木等。スーダラ節です!」
「え?」
ケアホーム豊平とグループホーム豊平といえば、ブンネ®メソッドや、アロママッサージ、重度の方のケア、医療連携etc、おしゃれで、北欧スウェーデンの雰囲気、真面目なイメージだったはずです。
でも、目の前を通り過ぎるのは・・・イモトみたいになったみんなです(汗)
青いボロボロのジャージ、白いヨレヨレのTシャツ、お米の袋で作った(お年頃のメタボ体型を隠すための)腹巻。
コスプレは、人の可能性を解き放つみたいです。
大笑い(苦笑い)で最後には「メリークリスマス」のパネルが、なぜかお尻に・・・
そのあとのヒゲダンスが可愛く見えます。
テンションが上がったのか、ほりさんも前に出て、ヒゲダンス。
そのあとも楽しい時間を過ごしました。
みんなでケーキも食べて、べちゃくちゃお喋りをして。
記念撮影をして、その場でプリントしてお渡ししました。
最後に。
昔、ボブ・ディランがいったみたいじゃなく、僕たちにとっての答えは風に吹かれてなんていないと思います。
僕たちのロックンロールは、スーダラ節みたいに、触れる手と手の間に、隣にある笑顔と、平凡な毎日と、たくさんの挫折と、ほんの一瞬の満ち足りた情熱と、明日への希望にあると思います。
明日からも、もっとロックンロールしていきたいと思います。
Love & peace!
2015/12/19
こんにちは。
よく、「ケアホームって何ですか?」と聞かれるのですが、何となくその時の雰囲気で答えてしまっているマネージャーのやまだです。
利用者さんたちは毎日変化していて、私たちも社会も変化し続ける中で、「これがケアホーム」って言ってしまったらおしまい、みたいな気持ちがある中で、ケアホーム豊平ってこんな感じっていうと、私たちが大切にしている「笑顔」と「相手もHAPPY、自分もHAPPY」のことかなって思ってます。
自宅の柿の木が超豊作で、採れた柿(渋いの)を「誰か剥いて干し柿にできるんじゃない?」という軽い気持ちで持ってきました。
「気軽にチャレンジ、気軽に失敗、失敗したらそこから学ぼう」が口癖のやまだですが、一応毎日の利用者さんたちのリンゴなどの皮むきの様子や、生活歴なんかもcheckしつつ、これなら楽しんでもらえそう、と100個ほど持参しました。
「これってそのまま食べれるの?」
「すごく渋いけど。」
「残念」
甘柿が当たり前の静岡出身のスタッフは「干し柿」をつくって食べる、ということに馴染みが少ないみたいです。
しかも、ある程度は予想していたものの、よくよく聞いてみると、干し柿をつくったことがあるスタッフがいないことが判明。
利用者さんにはやったことがある人がいるので、その人に聞きながらやることになりました。
ホームの皮むき2トップと真由美さん(干し柿経験なし)が剥いていると、料理上手で有名な利用者さんがやってきました。
「一緒にやりませんか?」
「今日はええわ(訳:今日は気が向かないの)」
残念。勧誘は失敗に終わりました。
ちなみに先日、真由美さんはこの利用者さんにリンゴの皮むきをしてもらっている時に、「若いもんがぼーっと見とらんで、あんたもやり。(訳:若い人が、見ているだけはなく、率先してやりなさい)」と怒られてました。
剥きながらお話をしていると、
「これ、ちょっと指を舐めただけでも渋いわね。」
「・・・・」
結構、お茶目な一面があるんですね。
で、皮を剥いた柿は、干し柿を毎年つくっていた干し柿経験者の師匠の元へ運ばれます。
今まで何万もの柿を結び付けてきたであろう(勝手な思い込みですが)という手つきで、手際よくビニール紐に結び付けられていきます。
干し柿師匠に相談の上、風通しが良く、日が当たる、軒下に布団干しを移動して、干し柿を干しました。
「いつ食べられますか?」
利用者さんはすでに心待ちにしているみたいですが、ここからはお天気任せなので、うまくいくか予想ができません。
粉が吹いた見た目も完璧な干し柿ができるはず、です。
みんな頑張ってたから。
ケアホーム豊平では、栄養士さんがいて、調理スタッフが食事をつくっていますが、最近「お手伝いの時間」という、利用者さんに調理の「お手伝い」をしていただく時間を作っています。
ネーミングがイケてるかイケてないか、ということは別として、みんないい顔になるんですよね、利用者さんも、スタッフも。
そうそう、この前、喫茶室で飲んだ紅茶のティーパックの包装紙にも書いてありました。
「笑顔がHAPPYを連れてくる」って。2015/10/27