小屋フェスのガーランドを作ろう! (制作編)

こんにちは。 グループホームいずみのです。 小屋フェスを彩るガーランドの制作を受注したのが前回のお話でした。 そこから約2週間後の納期に向けて早速制作開始! 利用者さんも職員も一緒になって取り組んでおり、リビングの一部が徐々に工房化していきました。 gh-izumino_150729_1 翌週からの新規の入居者さんが増える前に「片付けておかないと〜!」と話していましたが、結局片付けられず。 片付けるどころか工房化に拍車がかかることに・・・。 gh-izumino_150729_2 この日はいつも庭の手入れをしてくださっている利用者さんのご家族も手伝ってくださり、スピードアップ! 「今日は草取りに来たつもりだったのに・・」など話されながらも、みんなでワイワイ切ったり縫ったりしていました。 あとで手伝ってくれたご家族の方に伺うと、「おばぁちゃんは本当に上手で、私なんか全然かなわないわ」とおっしゃっていました。 確かに、私たちスタッフはもっとかなわないです。 おかげさまで少しずつカタチになり、実際に天井にかけてみることで出来上がりのイメージができたようです。 gh-izumino_150729_3 日によって時間帯によって、そのときそのときで参加される方は別々ですが、みなさん「ガーランドを作る!」という目標のために自然と声を掛け合い、協力し合って作業している光景が印象的でした。 gh-izumino_150729_4 gh-izumino_150729_5 gh-izumino_150729_6 そんな作業が佳境に入ってきた頃、長野日報さんと信濃毎日新聞さんに、ガーランド制作の様子を取材していただきました。 前日に取材に来ていただくことが決まり、そのことをみなさんにお伝えすると、
 「新聞?まさか!?」 
「どんな顔して話せばいいの?」 
「明日はみんなおめかししなきゃいけないね!」
 「おめかししすぎて”おめさん誰だい?”なんてことにならなきゃいいいけどね(笑)」 
などと盛り上がっていました。 前日の心配はどこ吹く風で、みなさん普段通りのお仕事の様子を見ていただき、どんな想いで仕事をしているか、仕事を通してどんなことを感じているのか、などを記者さんにお話しされていました。 gh-izumino_150729_7 gh-izumino_150729_8 私からも、認知症になっても、要介護状態になってもできることがたくさんある。介護施設で暮らすことになっても、社会との繋がりを持ち続けることはできるし、社会から必要とされる人であり続けることもできる。このプロジェクトはそんなことへのチャレンジでもあることをお話させていただきました。 そしてその取材の様子が記事になったのがコチラです。 gh-izumino_150729_9 (長野日報社さん) gh-izumino_150729_10 (信濃毎日新聞社さん) そして納期の前日にようやくガーランドが完成!!(祝) 完成したときのとある利用者さんのコトバ。 「毎日やることがあるってのははりあいだね。」 はりあい、って素敵な言葉だと思いました。 主体的な参加、楽しみ、手を動かす面白さ、達成感、仲間との共同作業、みんなに喜んでもらいたいっていう気持ち。 暮らすってこういうことの積み重なりなのかなと気づきをもらいました。 gh-izumino_150729_14 いよいよ納品の時。 菫さん(バウム)と、徳永さん(グランドライン)にチェックしていただきます。 「きれーい!」 「いい色ですねぇ」 「綺麗に巻いてあるから飾り付けしやすそう!ありがとうございます。」 素敵なお言葉をいただき、ホッと一安心。 無事納品することができました。 gh-izumino_150729_11 gh-izumino_150729_12 gh-izumino_150729_13 “グループホームいずみの”のみなさんが作ったガーランドが、小屋フェスの会場を彩っているのを見るのが、今から楽しみです。 そんな小屋フェスは7月25日〜8月2日まで開催しています。 運が良ければいずみののおばあちゃんたちにも会えるかも!?

2015/07/29

小屋フェスのガーランドをつくろう! (受注編)

こんにちは。 グループホームいずみのです。 みなさん、今月末に茅野で行われる小屋フェスってご存知ですか? https://sumika.me/koyafes/ もしご存知ない方は、URLをチェックしてみてください。 簡単にご説明すると、八ヶ岳の麓で、小屋を作ったり、小屋に泊まったり、美味しいご飯を食べたり、芝生の広場で音楽に浸かったり、というフェスです。開催時期は、7月25日から8月2日です。 そんなワクワクなイベントの雰囲気を彩るガーランドという装飾の制作を、地元のおばあちゃんにお願いしたいと、先日企画担当の菫さん(バウム)からお話しをいただきました。 gh-izumino_150709_1 (ガーランドとはこんなハッピー感溢れる装飾です。) 今日はその制作の説明に、菫さん(右)と徳永さん(グランドライン)(中)に来ていただきました。 左は今回のプロジェクト担当スタッフの吉田です。 gh-izumino_150709_2 おばぁちゃん達からは、 「ミシン使えばアッという間ね!」 「コレはアイロン使った方がやりやすそうね」 「生地からこういう取り方でもいい?」 など頼もしいコトバの数々が飛び出てきました。 gh-izumino_150709_3 納期は小屋フェス開催前までの2週間。 少し忙しい日程ですが、グループホームのおばぁちゃん達が制作したガーランドが、小屋フェスの会場を彩っているのをみんなで見上げるのが楽しみです。 そして戴ける報酬で美味しいご飯を食べに行きたい!という楽しみも!? みんなで頑張って作りたいです!! ガーランドの制作を通して、認知症になっても、要介護状態になっても、介護施設に入居することになっても、地域の役に立つことができる、報酬を得て仕事をすることができる、ということをおばぁちゃん達に感じて欲しいです。 私たちにとってのチャレンジ、皆さんとも一緒に体験してもらえるように、ブログ、facebookで発信していければと思っています。

2015/07/09

認知症サポーター養成講座をご存知ですか?

こんにちは。グループホームいずみの 松原です。 日本は高齢化社会だと騒がれて久しいですが、近年ではここに“超”がついてきています。超高齢化社会の重要な課題のひとつで多くの人たちの老後の最大の不安になっているが「認知症」です。認知症は誰にでも起こりうる脳の病気によるもので、85歳以上の4人のうち1人に認知症の症状があると言われています。その数は今後20年で倍増するとも予想されています。   そこで、他人事ではなく、自分ごとと考えて認知症の方の力になってくれる人が必要なのです。 認知症サポーター養成講座とは、認知症の方のサポートをしてくださる人を養成する講座です。 先日市内の中学校から認知症サポーター養成講座の開催の要請があり、弊社のスタッフだけでなく、近隣の他施設の方にも協力していただきました。 とは言え、なんと全員が講座の講師経験のないひよっ子だということが判明(汗)、要請を受けてから実施に至るまで約2ヶ月、何度も打ち合わせを重ね備えてきました。 打ち合わせや準備を進めている中で、緊張と重圧に耐えかねていたその頃、グループホームいずみのの利用者さんが 「私も行って見てみたいし、勉強にもなるよね?」と声をかけてくださいました。 何故か、「しっかり見守ってるから、堂々と行っておいで。」と、背中を押された気分でした。 当日は会場後方の利用者さんの姿を意識しながら、講師を努めさせていただきました。中学3年生(約130名)を前にしながらの1時間、伝えることの難しさを痛感し沢山の課題を得ました。次回への意欲も湧きました。 gh_izumino_150422_1 ホームへ戻ってから、利用者さんに感想を尋ねると・・・ 『あの人は、うちの主任さん(主任さんという役職名はないですが、なぜかそう呼ばれている私です。)なのよ。すごいでしょって、みんなにもっと自慢したくなった。』 『何だかすごく嬉しくて誇らしくて』 『また連れて行ってくださいね』 と話して下さいました。 お話を伺いながら感じたのは、参観日のお母さん。 グループホームいずみの開所から1年が経ちました。様々なことがありましたが、こんな風に感じてくださっている皆さんに感謝です。 これからも、ホームで暮らす方々が主体性を持って「今日を生きること」を支援していきたいと考えます。 認知症サポーター養成講座について、詳しくはwww.caravanmate.comまで。 学校や職場、仲間の集まりなどで、もし「私も、学んでみたい」という方がいればお気軽にお問い合わせください。

2015/04/22

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