自宅の柿の木が超豊作で、採れた柿(渋いの)を「誰か剥いて干し柿にできるんじゃない?」という軽い気持ちで持ってきました。
「気軽にチャレンジ、気軽に失敗、失敗したらそこから学ぼう」が口癖のやまだですが、一応毎日の利用者さんたちのリンゴなどの皮むきの様子や、生活歴なんかもcheckしつつ、これなら楽しんでもらえそう、と100個ほど持参しました。
「これってそのまま食べれるの?」
「すごく渋いけど。」
「残念」
甘柿が当たり前の静岡出身のスタッフは「干し柿」をつくって食べる、ということに馴染みが少ないみたいです。
しかも、ある程度は予想していたものの、よくよく聞いてみると、干し柿をつくったことがあるスタッフがいないことが判明。
利用者さんにはやったことがある人がいるので、その人に聞きながらやることになりました。
ホームの皮むき2トップと真由美さん(干し柿経験なし)が剥いていると、料理上手で有名な利用者さんがやってきました。
「一緒にやりませんか?」
「今日はええわ(訳:今日は気が向かないの)」
残念。勧誘は失敗に終わりました。
ちなみに先日、真由美さんはこの利用者さんにリンゴの皮むきをしてもらっている時に、「若いもんがぼーっと見とらんで、あんたもやり。(訳:若い人が、見ているだけはなく、率先してやりなさい)」と怒られてました。
剥きながらお話をしていると、
「これ、ちょっと指を舐めただけでも渋いわね。」
「・・・・」
結構、お茶目な一面があるんですね。
で、皮を剥いた柿は、干し柿を毎年つくっていた干し柿経験者の師匠の元へ運ばれます。
今まで何万もの柿を結び付けてきたであろう(勝手な思い込みですが)という手つきで、手際よくビニール紐に結び付けられていきます。
干し柿師匠に相談の上、風通しが良く、日が当たる、軒下に布団干しを移動して、干し柿を干しました。
「いつ食べられますか?」
利用者さんはすでに心待ちにしているみたいですが、ここからはお天気任せなので、うまくいくか予想ができません。
粉が吹いた見た目も完璧な干し柿ができるはず、です。
みんな頑張ってたから。
ケアホーム豊平では、栄養士さんがいて、調理スタッフが食事をつくっていますが、最近「お手伝いの時間」という、利用者さんに調理の「お手伝い」をしていただく時間を作っています。
ネーミングがイケてるかイケてないか、ということは別として、みんないい顔になるんですよね、利用者さんも、スタッフも。
そうそう、この前、喫茶室で飲んだ紅茶のティーパックの包装紙にも書いてありました。
「笑顔がHAPPYを連れてくる」って。2015/10/27

























