ブログ

2014年11月26日

お茶会

「この大根おいしいねえ〜。どうやって漬けるの?」
「あれ、この柿うちからあげたやつか。同じ柿でもこっちのが垢抜けてるわ。」

先日のグループホームいずみのでのお茶会での一コマ。

こんにちは。グループホームいずみのです。
先日は地域の方のご協力で、泉野地域にお住まいの高齢の方々とホームでお茶会を開きました。
利用者さんたちは干し柿と漬け物を用意しておもてなし。
干し柿は地域の方からいただいた柿を、ホームで干し柿にしもので、漬け物はホームの畑で採れた赤カブを漬けたものです。

参加してくださった地域の方々も自家製の漬け物を持ってお茶会にきてくださいました。

グループホームいずみの_141126_1

お茶飲みしながら会話も弾みます。
「昔は着るものも食べるものも、無駄にしなかったよねえ。」
「今のしょう(衆)はなんでも買って、すぐに文句言って捨てたりして。」
「おばあちゃん良いこと言うねえ。昔は大変だったよねえ。」

「今のしょう(衆)」である職員はやや肩身の狭い思いをしながらでしたが(笑)、
信じられないくらい美味しいお漬物と、“垢抜けた味”の干し柿をほうばりながら、とても楽しいお茶会でした。

グループホームいずみの_141126_2

グループホームいずみのでは、ホームを利用している認知症の方々が、地域のコミュニティに参加しながら生活していくことを目指しています。

お茶会のような場があれば、隣近所で話していたように、買い物に出かけていったお店の店先で話していたように、なんでもないような話題ですが、会話が生まれ、関係性がそこに芽生えてくるんだなと実感しました。
ホームで暮らすということで、利用者さんは今まで住んでいた場所で長年培ってきた生活の根っこから、切り離されてしまっている側面があります。
だからといって、もうコミュニティに参加できないというのではなく、もう一度ホームで根っこを生やしていけるように、そういう支援ができたらいいなと思います。

同い年の地域の方の漬け物の味に刺激された利用者さん、次の日さっそく聞き取ったレシピで大根を漬けておられましたよ。(あとで私たちもそのレシピ、教えてもらいました♡)

グループホームいずみの_141126_3

2014年10月18日

紅葉を観に行こうよ!

こんにちは!
グループホームいずみのです。

気持ちの良い秋晴れの日が続いています。
いずみのの辺りは、朝晩は0℃近くまで冷え込むことも珍しくなくなってきましたが、日中晴れれば20℃近くまで上がり、ポカポカ陽気。寒暖の差が紅葉を一段と綺麗に、また日ごとに紅葉が里まで降りてくるのを感じられます。

そんな中、雲ひとつない空、暖かな日差しを感じたら誰だって外に出たくなるもの。
「ほじゃ行くか。」と声をかけていただき、お供させていただきました。
グループホームいずみの_141018_1

もう、山がキレイ!!

その一言に尽きる散歩でした。
グループホームいずみの_141018_2

「なんぼこの辺に住んでても、こんなキレイな日は滅多にねぇで。」
だそうです。

なんの変哲もない日常の一コマですが、いずみのから眺められる山の紅葉は最盛期を迎えました。のご報告です。

近々、みんなでどこかに紅葉を観に行こうよ!といった声が廊下の端の方からチラチラと聞こえてきています。(笑)
また誘ってもらえるかな?

2014年8月14日

おもてなし会(仮)

こんにちは。グループホームいずみのです。
まだお盆も過ぎていないのに、めっきり涼しい日が増えてきましたね。
今日の雨も秋雨前線(もう!?)の仕業なのだとか。。。

最近ホームで新しく始めた取り組みをご紹介します。

「おもてなし会(仮)」
グループホームいずみの_140814_2

おもてなし担当の方がその日のおやつを考え、他の入居者さんをもてなします。
自分が好きなものを出しても良いし、みなさんが喜びそうなものを選んでも良いです。それを、作っても良いし、買ってきても良いし、貰ってきても(!?)良いです。
おもてなし担当は毎週交代で担当していきます。

今日はその第2回目だったのですが、メニューは白玉ぜんざい。
手作りです!!
グループホームいづみの_140814_1
グループホームいづみの_140814_4

午前中からあんこの仕込みをして、直前に白玉を茹で、みんなに美味しく食べてもらいたいという、心のこもった、美味しい白玉ぜんざいができました。
ご本人は、「こんなのくらい昔しょっちゅう作っていたからね。」とおっしゃいながらも、「久しぶりに作ったから・・・。」「甘過ぎやしない?」など少し心配そうでしたが、みなさんから「美味しい!」「甘味処が開けるね!」など絶賛され、ホッと胸を撫で下ろしてらっしゃいました。(笑)

そして、その横では「・・で、来週は誰の番だい?」と、ややプレッシャーを感じている声も・・・。(笑)

みなさんが今後、どのようなおもてなしをされ、どのようにそれを受け、関係を紡がれていくのか楽しみです。